2008/09/08

「Trace Elements -日豪の写真メディアにおける精神と記憶」展

「Treace Elements -日豪の写真メディアにおける精神と記憶」展を見に行ってきました。写真や映像を中心に展示してある。印象に残っている作品は、田口和奈さんのゼラチンシルバープリントの作品です。無表情の少女というか、表情が悲しそうな少女の写真などが薄くプリントしてあり、少しぞっとしてしまいます。浮き上がってくるような感じもします。少し怖いですが、なんともいえない表情です。後は、ダムタイプの古橋悌二さんのLoversという作品です。僕は、帰ってから知ったのですが、古橋悌二さんは35歳のときにHIVによって若くして無くなっており、この作品は遺書的作品だそうです。部屋全体を使い中心に7台のプロジェクターが置いてあり、四方の壁にそのプロジェクターから裸の男と女が走ったり、抱きしめたり、通り過ぎていったりする映像が写しだされます。解説によると、男女の映像によって「愛は情報に還元できるか?」という現代の情報化社会における愛の可能性を問いかけた作品だそうです。
後、印象に残っているのはアレックス・デイヴィスの「ディスロケーション」です。部屋の中に除き窓があり、そこには小さなモニターがそのモニターには、覗いている自分の後ろ姿が写っています。つまり、カメラが部屋の後方についていて、その映像が写しだされたいるのです。その映像の中に、部屋の中には存在しない人が写しだされ、リアルタイムで、写しだされている映像と擬似の映像が合成がされ自分が擬似の映像の人物に蹴られたり、自分の後ろで喧嘩を始める映像が写しだされたり。とても面白い作品でした。
この展示は、オペラシティで行なわれてお10月13日までです。他にも沢山面白い作品があります。ぜひいってい見てください。

「Treace Elements -日豪の写真メディアにおける精神と記憶」HP
http://www.operacity.jp/ag/exh96/index.html

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