2012/01/29

AR三兄弟+off-Nibroll+明和電機「ビジュアルサーカス」埼の国ビジュアルプラザ

a world/off-Nibrollの作品

埼玉県川口市にある、SKIPシティ 埼の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアムで行なわれている「ビジュアルサーカス」に行ってきました。

映像ミュージアムは、カメラの仕組み、TV番組や映画撮影の技術などを分かりやすく解説、映像体験などできる施設になっております。その中の企画展用のスペースで今回展示をしていました。

AR三兄弟+off-Nibroll+明和電機の3組による企画展になります。

AR三兄弟は、AR(現実拡張・一番有名なアプリとして、iPhoneの"セカイカメラ"がその技術です)の技術を使った作品で、ハトが止まっている映像に触ろうとすると、そのハトが逃げていってしまう作品など3点、体験型の作品が展示されていました。
AR三兄弟 HP:http://ar3.jp/

off-Nibrollは、上の画像のように壁一面に人の映像が流れており、人の群れが世界地図に並び変わったりする作品です。後、展示室の片隅に、大きなダンボールが置いてあるのですが、それも作品のようで、子供の時押入れに隠れたような感覚で、中に入り映像を見るものでした。これは、本当に言われないと気がつきません。ダンボールに注目してみてください。
off-Nibroll HP:http://www.nibroll.com/offnibroll/main.html

明和電機は、巨大オタマトーン(明和電機が発売している電子楽器)を演奏体験できるものが飾られていました。僕も、その令状をもらい演奏していきました。演奏すると、自動的にYouTubeにアップされるようで、下の動画がその動画です。中途半端にやるのもどうかと思ったので、はりきってやったのですが。。ちょっと、はっちゃけすぎました。一人で行ってなにしてるんだろう自分。。。
明和電機 HP:http://www.maywadenki.com/

展示は4月までなので、時間がある方はぜひ。
映像の事を楽しく学べて、隣には科学館もあるため、子供と行くにも良いと思います。

展示:AR三兄弟+off-Nibroll+明和電機「ビジュアルサーカス」
場所:SKIPシティ 埼の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム
期間:2011年12月17日~2012年4月8日
HP:http://www.skipcity.jp/event/vm/1111081.html

2012/01/26

北川貴好「フロアランドスケープー開き、つないで、閉じていく」アサヒ・アートスクエア


アサヒ・アートスクエアで行なわれている、北川貴好氏の個展に行ってきました。

アサヒ・アートスクエアと言うよりかは、う〇ちビルと言った方が分かる人が多いかも知れません。
あのオブジェは、フランスの有名デザイナー、フィリップ・スタルク氏がデザインした「炎のオブジェ」です。隣のアサヒビールタワーはビールジョッキに注がれたビールを模したもののようです。奥には、スカイスリーもほぼ完成しており、吾妻橋は新しい写真スポットになっておりました。

北川貴好氏は、六甲山ミーツアートで見た時に、電球を集め大きな球状にしシャンデリアにしていたのが初めて見た作品になります。それがかなり綺麗で気になっており、今回見に行きました。

今回は、今まで発表したものをミクスチャーしなたような展示です。会場に入り、床が一段上がったおりその床に、植木鉢が埋め込まれていたり、ジュースの缶でできた噴水、洗濯機から出る水でできた水溜り、4方の壁・天井・床に無数の穴が開いた部屋などがあり、会場は照明が時間と共に変化していきます。

繊細な作品を制作する作家さんだと思っていたのですが、結構大胆な感じの作品が多くビックリでしたが、時間と共に変化がある作品が多く面白かったです。時間がある方は、ぜひ。



北川貴好HP:http://www.takayoshikitagawa.com/

展示:北川貴好「フロアランドスケープー開き、つないで、閉じていく」
場所:アサヒ・アートスクエア
期間:2012年1月14日~2012年2月5日
HP:http://asahiartsquare.org/floorlandscape/


アサヒスーパードライホール
設計 :フィリップ・スタルク+野沢誠
竣工 :1989年
構造 :22階建
所在地:東京都墨田区吾妻橋1-23-1
HP :http://asahiartsquare.org/

2012/01/23

武蔵野美術大学「平成23年度 卒業・修了制作展」


武蔵野美術大学の卒業・修了制作展に行ってきました。
鷹の台駅から玉川上水の脇を歩いて武美に向かいましたが、自然の中を歩いて大学行けるのは結構羨ましいです。玉川上水は、とても良い雰囲気です。

このような、大学の卒業制作展に行くのは初めてで、作品の多さにビックリしました。学校全体で展示を行なっており、学校のいたるところに作品が展示されており、雨かと思ったら、それが作品だったり、パフォーマンスがいきなり始まったり、線路が横断していたり、本当にいろいろなタイプの作品が見れ、学生のパワーが感じられます。

一番、僕が好きだった作品は、3枚目の写真で、教室の机側全体に映像を写し綺麗な音楽と共に日差しのように映像が流れたりする。じっくり見てしまいました。



美術大学の建築は、普通の大学と違い、すべてが美術室のような作りなのが、結構新鮮でした。
特に、武美の4号館は銀座のソニービル、駒沢公園体育館なども設計した、故 芦原義信氏の代表する建物で、40年も経ち構造補強なども必要になり建替えの案もあったようですが、補修保存が進められ、3年前に終わったばかりです。

グリット状のプランになっており、1階はすべてピロティになっており、教室は2階に持上げられ、螺旋階段でアトリエ教室にアクセスする形です。ところどころ中庭になっている部分があり、ピロティ空間に光を落とし暗くなりがちな、1階を明るくしています。低いピロティ空間と対象的に、中庭空間は壁梁で囲われているため、上に抜ける感じがとても良いです。

アトリエ教室の中は、南面にプロフィリットガラスがはめ込まれておりとても明るい空間になっており、本当に羨ましい教室になっていました。

設計 :芦原建築設計研究所
竣工 :1964年
改修 :2008年
構造 :RC一部S造
所在地:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス


武美の図書館は、藤本荘介氏の近作でとても注目を集めているため見るのを楽しみにしていました。中に入ろうと思っていたのですが、なんと補修工事中。。施工当初から結露がひどく、雨漏りもしているようで3月末まで閉館しているようです。仕方なく、外から見学。

床から2階天井までの本棚が外から中に螺旋状にぐるぐる壁として形成しています。その壁の本棚が、大きく切り抜かれていたり、ゲート状になっていたりしています。そのせっかくの本棚は、手の届かないところには本の収納はされていなく、抜けている感じがすごいしてしまいました。

外壁は、ガラス張りになっており、ハーフミラーを使用しているようで、周囲に生えている木などを反射し、回りと同化させるような工夫がなされています。

サインは佐藤卓氏が担当しており、本棚上部には、本棚番号がデザインされた大きな数字が立体的配置されています。数字は、ペットボトルの蓋で構成されていたり、小さい数字が集まって大きな数字になっていたりしていました。

今度行く時は、開館しているかどうか確認して行きたいと思います。

設計 :藤本荘介
竣工 :2010年
構造 :鉄骨三階建
所在地:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
HP :http://mauml.musabi.ac.jp/

2012/01/17

「北斗七星の庭_展 重森三玲 」ワタリウム美術館


東福寺「北斗七星の庭」

東福寺「小市松の庭」

東福寺「四仙島の庭」

ワタリウム美術館で行なわれている、「北斗七星の庭_展 重森三玲」を見てきました。

重森三玲は、昭和を代表する庭園家で生涯、枯山水(水のない庭で、池や遣水などの水を用いずに石や砂などにより山水の風景を表現する庭園様式)で200もの庭をデザインしている。

美術館の中には、「北斗七星の庭」と「小市松の庭」が再現され、重森三玲氏の庭意外の作品、襖紙、水墨画なども飾られています。

会場音楽・細野晴臣氏、会場デザイン・藤原徹平氏、グラフィック・GROOVISIONS、映像・大房潤一氏というメンバーが会場構成しています。会場音楽を聴きゆったり過ごすのも、この展示を楽しむ要素だと思います。

僕は、2年ほど前に実際に京都の東福寺に行ったこともあり、上の写真は行った時の写真です。実物は、本当に美しい。京都に行った際はぜひ行ってみてください。

展示:北斗七星の庭_展 重森三玲
場所:ワタリウム美術館
期間:2011年12月4日~2012年3月25日
HP : http://www.watarium.co.jp/

2012/01/12

「建築、アートがつくりだす新しい環境」東京都現代美術館



藤本壮介氏が最近発表した、住宅。この模型が展示されていました。


妹島和世+西沢立衛/SANAAがスイス連邦工科大学新キャンパスに設計した
「 ROLEX ラーニング センター」この模型が展示されていた。


西沢立衛氏が瀬戸内海の豊島に設計した「豊島美術館」この模型が展示されていた。


東京都現代美術館で行なわれている"建築、アートがつくりだす新しい環境"に行ってきました。

日本の建築家は、上のような動画の建物の模型が展示されていました。他には、石上純也氏がガラスドーム状にしそれを空気で浮かし、ガラスのシャボン玉を作っていたり、近藤哲雄氏が去年のヴェネチアビエンナーレで発表した、人工の霧を発生させる装置なども展示されています。
展示には、上の動画にもある「ラーニング センター」の3Dの映像もありました。

技術も進歩しており、建築の形も予想もしない形が出来上がってきています。アートを室内に展示するということは、建築とも大きな関係もしてくる。むしろ、建築の形状も自由になりアートに寄ってきている感じもあるが。。
展示は、もうすぐ終了してしまうため、興味がある方はぜひいってみてください。

展示:建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”
場所:東京都現代美術館
期間:2011年10月29日~2012年1月15日
HP:http://www.mot-art-museum.jp/

現代美術館のエントランスには、東日本大震災の津波で破壊されてしまった街が、模型で再現されて、展示されています。同プロジェクトがギャラリー間でも展示が行なわれていました。


常設展では、特別展示で淺井裕介氏の展示をやっていました。僕が最近、気になる作家さんです。土で絵を描く作家です。とても、繊細で素朴な作品が好きです。
上の画像は、淺井裕介氏が横浜の新・港村(このブログでも紹介した)で展示した作品の写真。


現代美術館の屋外には、ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクトができあがっていました。設計は、平田晃久氏です。
中では、一年間にわたって、東京在住の若手アーティストの個展や公募展開催していく予定のようです。今回は、室内で映像作品が上映されていました。

2012/01/03

去年行った展示会・美術館・ギャラリー

戦後、高度経済成長時期に起きた、日本から発信した最後の建築運動。「メタボリズム」とは新陳代謝を意味し、日々更新をし続ける都市に対し生き物のように建築も柔軟に姿を変えていく、増殖し、変化していく都市のイメージ。有名な建物では、広島ピースセンター(丹下健三)中銀カプセルタワービル(黒川紀章)大阪万博お祭り広場。などがある。展示は、時代ごとに分かりやすくメタボリズム誕生から変容、現実作品など建築を分からない方にも見やすい展示だと感じました。
展示:メタボリズムの未来都市展
場所:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
期間:2011年9月17日~2012年1月15日
HP:http://www.roppongihills.com/feature/metabolism/metabolism.html

久々に、現代アート意外の展示会に行った気がします。すべて色をつけるのでなく、挿し色的に色を使い、単純化した絵が本当に特徴をとらえてて迫力がありました。
展示:「トゥールーズ=ロートレック」展
場所:三菱一号館美術館
期間:2011年10月13日~2011年12月25日
HP:http://mimt.jp/lautrec2011/

ここは、7Fのガラス張りのギャラリー、光が入りレンズ状の円盤がとても綺麗に反射していた。アリソン・ショッツ氏にとっては、本当にいい展示空間だと感じました。
展示:アリソン・ショッツ展
場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京(ルイビトン表参道店7F)
期間:2011年9月10日~2011年12月25日
HP:http://espacelouisvuittontokyo.com/

3年に一度の祭典です。今年は、会場範囲が少し小さくなり、2つの美術館内でほぼ完結していた。せっかくの祭典なのに、美術館のみで屋外展示、街中の展示などはほぼなく、祭典という感じにはは思えなく少し残念。内容、展示は見る人の感性をくすぐるような展示も多く楽しく見れた。
展示:ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR-世界はどこまで知ることができるか?ー
場所:横浜美術館/日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)/その他周辺地域
期間:2011年8月6日~2011年11月6日
HP:http://www.yokohamatriennale.jp/

ヨコハマトリエンナーレ2011 特別連携プログラムの一つ。以前のトリエンナーレ会場だった、新港ピア全体でした。僕は、トリエンナーレ自体よりも、こちらのほうがゆっくり見れ、会場が広々使われ見ごたえがあったと思う。建築家も多く参加し、立体的に会場構成がされており歩いていても飽きなく、良かったです。
展示:新・港村(しんみなとむら)ー小さな未来都市
場所:新港ピア
期間:2011年8月6日~2011年11月6日
HP:http://shinminatomura.com/

メディアパブリックアートの展示です。盛り上がりが無いようなで少し行ってがっかり。。学生展のような感じでした。もっと、お祭り的にできたら楽しいのにな。。でも、クワク ボリョウタさんの作品、影を組み合わせて、フラッシュで見せていくものは、やっぱり良かったです。
展示:歌舞伎町アートサイト
場所:歌舞伎町シティー広場・大久保公園
期間:2011年11月19日~2011年12月3日
HP:http://kabukicho-art.org/

毎年行っているのだが、今年はアートとの展示が増えていた。G-tokyo(有名ギャラリーが集まりる見本市)とのコラボは嬉しいものでした。アートとインテリア、建築は似ているがそれぞれが離れている関係になっている気がする。もっと密接に連携していけばもっと、良いものができると思う。
展示:TOKYO DESIGNERS WEEK2011
場所:明治神宮外苑
期間:2011年11月1日~2011年11月6日
HP:http://www.tdwa.com/

グットデザイン賞。毎年沢山のノミネートされます。今回の大賞は、カーナビゲーションシステムによる情報提供サービス(本田技研工業株式会社)でした。震災で、一度車が通った道は、記憶され通行可能の道として地図上に反映される。震災直後に、とても力をはっきしたシステムでした。
展示:GOOD DESIGN EXHIBITION 2011 -適正-
場所:東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウンタワー5F)
期間:2011年10月3日~2011年11月13日
HP:http://www.designhub.jp/

吉祥寺の街を歩き、点々とした会場を歩いて回る展示で、「震災復興」「東京をアートで元気に」といコンセプトで行なわれたようです。TOKYO-FUKUSHIMA!オーケストラLive(大友良英・七尾旅人・原田郁子・深川バロン倶楽部・ピカ☆が参加)一般の方も、多くの楽器を持ち寄り、それぞれ音が空の下に鳴り響き本当に気持ちよかったです。
展示:TERATOTERA祭り
場所:井の頭恩賜公園/吉祥寺バウスシアター/吉祥寺PARCO屋上/武蔵野公会堂/その他JR吉祥寺駅周辺地域
期間:2011年10月20日~2011年10月30日
HP:http://teratotera.jp/

六甲山を散歩しながら見る屋外展示が多かったです。散歩しながら見るといコンセプトは、本当に良く自然に触れながら見れるのでのんびり楽しめました。やはり、クワク ボリョウタさんの作品は、本当に良かったです!!影の魔術師ともいえます。カワクボさんの作品はは、みなさんにも見てほしい。
展示:六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011
場所:六甲ガーデンテラス/自然体感展望台 六甲枝垂れ/六甲山カンツリーハウス/六甲高山植物園/オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲/六甲山ホテル/六甲ヒルトップギャラリー/六甲ケーブル
期間:2011年9月17日~2011年11月23日
HP:http://www.rokkosan.com/rokkomeetsart2011/

神戸を舞台にしたビエンナーレ。最近、本当に増えてきているタイプの芸術祭です。第一回目とあって、少しパッとしない感じがありました。港をうまく生かしきれていない。コンテナ展も、がっかり。高架下の作品郡が一番良く、空間をだいたんに使えるのは、アーティストにとっても本当に良いことだと思う。
展示:神戸ビエンナーレ
場所:神戸ハーバーランド/ポーアイしおさい公園/兵庫県立美術館/元町高架下(JR神戸駅~元町駅間)
期間:2011年10月1日~2011年11月23日
HP:http://www.kobe-biennale.jp/

2012/01/02

明けましておめでとうございます


あけましておめでとうございます。
今年は、辰年、たつとし、立つ年。。。
みなさん、今年も宜しくお願いいたします!!
何事も、立ち上がって、まっすぐ前に向かって歩く。そんな年にしていきたいです。

今年も、このブログと共に私を宜しくお願いいたします。
みなさんにとって、良い1年になりますように。