2012/03/08

「デジスタティーンズ」2011年度 年間ランキング

NHKテレビ番組「デジスタティーンズ」で年間ランキングが発表!!
 投稿型、映像番組。学生、素人さんが制作したものが毎回放送されます。
学生が作ったと思えない作品ばかり。毎週楽しみに見ています。
1位から20位が番組では紹介されました。
ここでは、1位から5位の動画を貼り付けておきます。

 Eテレ
放 送 水曜午後 7時25分~7時50分
再放送 水曜午前 0時25分~0時50分 ※火曜深夜
HP:http://www.nhk.or.jp/digista/about/index.html

 
1位
「Alice」 山田紗希子


 
2位
「anemone」 山元 隼一

 
3位
「じゃんけん大戦争」 小山 隼人

 
4位
「二重影」 赤澤 恵理/稲森 貞樹/古塩 裕平/齋藤 和也/島津 真幸/白井 一真/和田 麻美


5位
「知らない動物ランド」 澤田裕太

 
中谷賞
「今村商店」 告畑 綾

 
敦賞
「Al Dente Tango」 吉田まほ

 
中澤賞
 「・・・ニモマケズ」 衛藤 義正/岡田 圭吾/門田 政也/岡崎 貴大

 
アツプロで制作されたプロモ。これが学生が作ったと思えない。
「makemagic」 中内友紀恵/若井麻奈美/落合里奈/渡邊あやの/吉野美咲

2012/03/02

「第15回文化庁メディア芸術祭」新国立美術館

 以前、紹介した(http://ei-architect.blogspot.com/2011/12/15.html)「第15回文化庁メディア芸術祭」の授賞者が12月に決まり、展示会が今回、新国立美術館にて行なわれています。ちなみに無料です。期間は、2012年2月22日(水)―3月4日(日)までなのでお早めに!!


いきなり、入った所に「particles」真鍋大度+石橋素の作品が!!優秀賞に受賞していた事は知っていたのですが、装置を持ってくるのは大変そうだと思っており、見れて映像だけだと思っていた分、見れて感動です。ずっと見たいと思っていました。実際見ると、光るボールが音と一緒に8の字描きながら螺旋状のレールをゴロゴロ、点滅のパターンを変えて流れていく。見るところによって迫力が変わり見ていて飽きません。

■大賞作品

エンターテインメント部門大賞
「SPACE BALLOON PROJECT」 作者:大八木 翼 / 馬場 鑑平 / 野添 剛士 / John POWELL
http://space-balloon.net/index.html
実際に宇宙に行った、携帯を持っているミニ宇宙飛行士が見れます!!

アニメーション部門大賞の「魔法少女まどか☆マギカ 」作者:新房 昭之(監督)
原画、フィギアなどの展示があり、人気もあるアニメで、かなり人が入っていました。

マンガ部門大賞の「土星マンション」 作者:岩岡 ヒサエ
絵がとてもふんわりしており、読んでみたくなります。

アート部門大賞の「Que voz feio(醜い声)」作者:山本 良浩
2画面同時に字幕を追っていき、鑑賞する。


■他にも、いろいろな作品があります。

「Soak Yunsil HEO」 Hyunwoo BANG
手で触って押して、布を染めていく感じを味わえる。

「SENSELESS DRAWING BOT」 作者:菅野 創 / 山口 崇洋
ロボットが描く壁画。

「べろべろ 」作者:田中 秀幸 グループ魂のPV。

「つながる天気」 片山 義幸
約2年の空の映像を繋げ、鑑賞するWEBページ
http://ktym.jpn.org/tunagaru-tenki.html

「BLA BLA 」作者:Vincent MORISSET
コンピューターのためのインタラクティブ短編映画。
マウスで、キャラクターなどをクリックして反応を楽しむ。
http://blabla.nfb.ca/#/blabla/jp


「NIKE KICHIJOJI 3D ILLUMINATION」 松本 卓也(LANP) / 染野 智 (DAIKO)
Nike Store吉祥寺の10周年イベントのために手がけられた、3Dプロジェクションマッピングという技術を利用した作品。


「DADA 」清水 康彦  RADWIMPSのPVです。


■他の展示
〇平成23年度第35回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展 
〇第63回 東洋美術学校卒業制作展

美大の卒業制作展も無料で見れるため、ご一緒にどうぞ!!

■HP
新国立美術館:http://www.nact.jp/
文化庁メディア芸術祭:http://megei.jp/

2012/02/28

「遠野まごころネット」震災ボランティア報告

遠野まごころネットを通じて、災害ボランティアに行ってきた報告をしたいと思います。

2月14日から2月25日まで、お世話になりました。
まだまだ、ボランティアを必要としている方々が沢山います。もうすぐ震災から1年がたとうとしていますが、風化してしまうのが一番怖いことです。ぜひ、行ける方は支援をお願いします。

多くの海外出身者の方もボランティアに参加しています。日本が好きで、日本の為に。と言われていました。これは、なんと言っていいのか。。本当に嬉しい事です。僕も、自分にできる事を精一杯したいと思います。このブログの見て、少しでもボランティアに参加して頂ける人が増えたら嬉しいです。


●「まごころネット」のボランティア活動は、大きく2つ
・ソフト活動
体力をそれほど使わない、仕分け作業、仮設住宅の集会所に行きワークショップなどを行なう
・ハード活動
被災地に行き、外でガレキの撤去などを行なう

活動場所としては、岩手県内の大槌、釜石、陸前高田の3つが主な場所になります。

大槌、釜石は、解体業者が入った後で、重機では撤去しきれない建物基礎の中のガレキ、敷地内のガレキなどの撤去の活動になります。

陸前高田は、建物基礎もほぼ解体が終わっており、現在は更地になっている所が多いです。現在の活動としては、林業や農業の活動の拠点となる小屋を作るための丸太の皮むきをしました。

●1日のタイムスケジュール(ハード活動の場合)
am 6:00…起床
 |     おのおの、朝食や出かける準備をする
 | 
am 7:40…外に出てラジオ体操
am 7:45…朝礼
 |     ハード活動の行き場所を決める
 |     (ソフト活動に行きたい場合は、事前に求人表に名前を書き込み決めておく)
 |
am 8:00…バスに乗り込み活動場所に
 |     (釜石の場合は、コンビニに寄り昼食を途中で買う)
 |
am 9:00…釜石ボランティアセンターにてトイレ休憩
 |
am 9:30…活動場所に到着
 |         活動準備(長靴などを履く、スコップなどを倉庫から出す)
 |
am10:00…ガレキ撤去場所に移動し活動開始
 |     (ガレキ撤去は、体力を使うため、ケガなどを防ぐために30分おきに休憩をします)
 |
pm12:00…昼食の休憩(大槌の場合は、復興食堂や復興商店街に行き昼食を食べる)
 |
pm 2:30…ガレキ撤去作業終了
 |     帰宅準備(スコップなどを片付け、長靴を脱ぐ)
 |
pm 3:00…バスに乗り込み遠野に
 |     (帰りは、トイレ休憩なし)
 |
pm 4:30…遠野まごころネット(浄化センター)到着
 |
pm 5:00…遠野まごころネット内をみんなで掃除
 |
pm 5:15…全体ミーティング
 |     (活動した内容など報告、意見などを交換し次の活動に生かす)
 |
pm 6:00…自由時間
銭湯に行く人は、車で静養園(150円)に行く。歩いて15分の所にも銭湯・亀乃湯(390円)もあります。
 |
pm10:00…就寝

(ソフト活動の場合は、活動する時間が日によって違うため、出るのと帰る時間が早かったり遅かったりします。)


●僕が参加した活動
2月14日(火)…大槌にて宅地跡の清掃。(建物基礎内の泥出し)・ハード活動
2月15日(水)…釜石にて宅地跡の清掃。(敷地内、建物基礎内の清掃)・ハード活動
2月16日(木)…大槌の仮設住宅の集会所にてお茶っこ(アクリルたわし作り)・ソフト活動
2月17日(金)…陸前高田にて丸太の皮むき・ハード活動
2月18日(土)…大槌の仮設住宅の集会所にてお茶っこ(アクリルたわし作り)・ソフト活動
2月19日(日)…宮古市にてふらいパンダに参加(大きなパンケーキを作り、笑顔を届ける)・ソフト活動
http://fly-panda.org/
2月20日(月)…活動休日(盛岡観光、花巻温泉を堪能)
2月21日(火)…釜石にて宅地跡の清掃。(敷地内、建物基礎内の清掃)・ハード活動
2月22日(水)…大槌の仮設住宅の集会所にてお茶っこ(牛乳パックで灯篭作り)・ソフト活動
2月23日(木)…遠野にて雪かき・ハード活動
2月24日(金)…陸前高田にて丸太の皮むき・ハード活動
2月25日(土)…陸前高田にて小学生と戯れる・ソフト活動

●遠野まごころネット内の施設
遠野まごころネットの外観

入り口付近。外には、ガレキ撤去に使用する長靴を置く棚がある。

事務局と宿泊等の間には、下屋がありいろいろな物がある。

掲示板。
注意書きや、遠野の情報、その他もろもろの情報が掲示してある。

求人表。
定番のガレキ撤去意外の、炊き出しの求人、ソフト活動の求人などが張り出されている。
内容を確認し参加したものに自分で名前を書きます。

自由に取って良い物が並ぶ。
お茶、ジュース、コーヒー、カップラーメン、粉末スープ、チンするご飯、おでん、その他いろいろ
活動で近所の方に頂いた物も置いてあり、その日によっていろいろなモノが並ぶ。
朝食、夕食は、スーパーで買ってきた物と、ここにある物を好きに取って食べます。
電子レンジ、給湯器なども自由に使用可能。

男子宿泊棟。約60畳ほど。
壁側に荷物が置かれている。少しの洗濯物は、おのおの壁に干している。
寝る時は、一人1畳ほどで寝る。灯油ストーブは就寝時に消され、夜は冷え込むため注意。
コンセントもあり、携帯電話の充電も可能。無線ランも使用可能。

貸し出し用マット、毛布。一人1枚づつ。

トイレは、仮設用トイレ。

洗濯機は4台。奥にはお湯の出る洗面台4台。
洗剤を自分で用意。

●遠野まごころネット周辺


より大きな地図で 遠野まごころネット周辺 を表示


●その他必要だと思った物
まごころネット持ち物リスト
http://tonomagokoro.net/wp-content/uploads/2011/08/check-list.pdf
↑このリスト意外に必要だと思った物
・箸
・大きめなコップ(口を濯ぐ用。粉末スープなどを飲むのに使用。)
・ハンガー(洗濯物を干す。干す所が少ないため、こまめに洗濯はしたほうが良い。)
・マグネットフック(宿泊棟の内壁は鉄板のため、内壁にくっつけてハンガーをかける)
・洗濯用洗剤(現地で買うのも良い)
・シャンプー、リンス、洗顔(銭湯、静養園に無い)
・タオル
・耳栓(寝る時、いびきの音が気になる人は必要)

●総括
基本的に、ボランティアは自己完結です。体調管理、人間関係など共同生活をしていく上で大切です。定年退職をした方、学生、職を失った方、休暇をもらい着ている方、本当にいろいろな人が居ます。いろんな人と話しができるのも、このボランティアの良い所だと思います。
長く活動をする方に注意して頂たいのが、ボランティアの最初の気持ちを忘れてはいけないということです。慣れといものが一番怖いです。宜しくお願いします。

もう一度、僕も3月にボランティアに参加したいと考えており、また遠野まごころネットさんにはお世話になると思います。宜しくお願いいたします。

●HP
遠野まごころネット:http://tonomagokoro.net/
ふらいパンダ:http://fly-panda.org/

2012/02/01

代々木VILLAGE /小林武史氏・大沢伸一氏プロデュース


2011年11月にオープンをした、代々木 VILLAGE by kurkkuに行ってきました。

代々木 VILLAGEは、代々木駅から徒歩1分の所にあり、11店舗、カフェ、レストラン、ベーカリー、オーガニックコットンの店、ギャラリーなどが入っています。

代々木 VILLAGEに関わっている人たちは、本当に豪華です。

プロジェクト概 要
プロデュース                                                  /小林武史・大沢伸一
トータルデザインディレクター/インテリアデザイナー/片山正通(株式会社ワンダーウォール代表)
ランドスケープ                                                /西畠清順(プラントハンター)
フードプロデューサー                                       /笹島保弘(イルギオットーネ オーナーシェフ)
企画コーディネイト・全体設計・一部内装設          /株式会社都市デザインシステム

もう、すごい人たちです。

この人たてが集まって、悪いものができる訳がないです。

敷地がL字になっているため、入り口からは、全景が見えないのが本当に良い!!
奥に行き、ゲートをくぐるとシーンが変わり、ぱっと開け、木の外壁が見える。奥に行くと都心いる事を忘れてしまいます。

建物は、コンテナを繋げて、積み上げたようなデザインで、洗礼されていてさすがっという感じです。店内はどこの店も、木ををふんだんに使用しており、全体的に統一感のあるものになっております。

他に何がすごいかというと、ランドスケープを担当したプラントハンターとい著書もある西畠清順氏が揃えた植物たちがすごい!!もう、小さな植物園。名前も分からない植物が沢山あり、その解説も書いてあるため、見ていて本当に楽しいです。

渋谷に行った時は、少し足を伸ばして行ってみるのも良いと思います。

所在  :東京都渋谷区代々木1- 28- 4
敷地面積:2,092㎡(634坪)
延床面積:1,183.75㎡
HP    :http://www.yoyogi-village.jp/top/

「MEDIA GEIJUTSU Exhibition -Flow & Bright-」GYRE



児玉幸子氏


木本圭子氏のインタビュー動画


表参道のGYREビル(ブルガリ、MOMAショップなどが入るビル)の3Fで行なわれている「MEDIA GEIJUTSU Exhibition 」を見てきました。

この展示は、毎年行なわれている文化庁メディア芸術祭の15周年を記念して、今までの日本人大賞受賞者等を[Flow][Bright] で2回に分けて紹介されます。

アーティスト
[Flow]  1月25日~ 2月7日・児玉幸子・木本圭子
[Bright] 2月10日~ 2月26日・近森基+久納鏡子(plaplax)・クワクボリョウタ・トーチカ

今回見たのは、[Flow] で児玉幸子氏、木本圭子氏の作品の展示になります。

児玉幸子氏の作品は、どことなくCGっぽい感じの写真が飾られているのですが、会場の中心に実際に、黒いオイルみたいなものが実際に作品がモデリングされていく様子が見れます。
植物のフラクタルを見ているようで結構じっと見てしまいます。

木本圭子氏の作品は、スクリーンセイバーにしたら最高な作品です。モニターの中で粒子が集まり飛び散り、いろいろな形になっていきます。次どんな形になるのか気になり終わるまで見てしまいます。どこか立体の砂鉄が動いているような、カーテンがなびいてるような、、奥行きが曖昧な感じがし不思議です。

僕は、どちらかというと次の[Bright] で出展される作家さんの展示が気になっており
クワクボリョウタ氏は、以前から好きで何回か展示を見に行ったことがあるのため、次の展示が楽しみです。トーチカも、以前展示を見て、光の軌跡でとてもポップで綺麗な作品を作るため結構好きです。近森基氏+久納鏡子氏の展示は、まだ見たことが無く、動画で見るかぎり洗練されたものがあり、実際に見てみたいと思っております。

表参道に行ったさいは、少し寄り道してみるのも良いと思います。


近森基+久納鏡子(plaplax)


クワクボリョウタ


トーチカ

展示:MEDIA GEIJUTSU Exhibition -Flow & Bright-
場所:EYE OF GYRE/GYRE 3F(表参道MOMAショップ店横)
期間:[Flow] 1月25日~ 2月7日・児玉幸子・木本圭子
        [Bright] 2月10日~ 2月26日・近森基+久納鏡子(plaplax)・クワクボリョウタ・トーチカ
HP:http://gyre-omotesando.com/?p=710

2012/01/29

AR三兄弟+off-Nibroll+明和電機「ビジュアルサーカス」埼の国ビジュアルプラザ

a world/off-Nibrollの作品

埼玉県川口市にある、SKIPシティ 埼の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアムで行なわれている「ビジュアルサーカス」に行ってきました。

映像ミュージアムは、カメラの仕組み、TV番組や映画撮影の技術などを分かりやすく解説、映像体験などできる施設になっております。その中の企画展用のスペースで今回展示をしていました。

AR三兄弟+off-Nibroll+明和電機の3組による企画展になります。

AR三兄弟は、AR(現実拡張・一番有名なアプリとして、iPhoneの"セカイカメラ"がその技術です)の技術を使った作品で、ハトが止まっている映像に触ろうとすると、そのハトが逃げていってしまう作品など3点、体験型の作品が展示されていました。
AR三兄弟 HP:http://ar3.jp/

off-Nibrollは、上の画像のように壁一面に人の映像が流れており、人の群れが世界地図に並び変わったりする作品です。後、展示室の片隅に、大きなダンボールが置いてあるのですが、それも作品のようで、子供の時押入れに隠れたような感覚で、中に入り映像を見るものでした。これは、本当に言われないと気がつきません。ダンボールに注目してみてください。
off-Nibroll HP:http://www.nibroll.com/offnibroll/main.html

明和電機は、巨大オタマトーン(明和電機が発売している電子楽器)を演奏体験できるものが飾られていました。僕も、その令状をもらい演奏していきました。演奏すると、自動的にYouTubeにアップされるようで、下の動画がその動画です。中途半端にやるのもどうかと思ったので、はりきってやったのですが。。ちょっと、はっちゃけすぎました。一人で行ってなにしてるんだろう自分。。。
明和電機 HP:http://www.maywadenki.com/

展示は4月までなので、時間がある方はぜひ。
映像の事を楽しく学べて、隣には科学館もあるため、子供と行くにも良いと思います。

展示:AR三兄弟+off-Nibroll+明和電機「ビジュアルサーカス」
場所:SKIPシティ 埼の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム
期間:2011年12月17日~2012年4月8日
HP:http://www.skipcity.jp/event/vm/1111081.html

2012/01/26

北川貴好「フロアランドスケープー開き、つないで、閉じていく」アサヒ・アートスクエア


アサヒ・アートスクエアで行なわれている、北川貴好氏の個展に行ってきました。

アサヒ・アートスクエアと言うよりかは、う〇ちビルと言った方が分かる人が多いかも知れません。
あのオブジェは、フランスの有名デザイナー、フィリップ・スタルク氏がデザインした「炎のオブジェ」です。隣のアサヒビールタワーはビールジョッキに注がれたビールを模したもののようです。奥には、スカイスリーもほぼ完成しており、吾妻橋は新しい写真スポットになっておりました。

北川貴好氏は、六甲山ミーツアートで見た時に、電球を集め大きな球状にしシャンデリアにしていたのが初めて見た作品になります。それがかなり綺麗で気になっており、今回見に行きました。

今回は、今まで発表したものをミクスチャーしなたような展示です。会場に入り、床が一段上がったおりその床に、植木鉢が埋め込まれていたり、ジュースの缶でできた噴水、洗濯機から出る水でできた水溜り、4方の壁・天井・床に無数の穴が開いた部屋などがあり、会場は照明が時間と共に変化していきます。

繊細な作品を制作する作家さんだと思っていたのですが、結構大胆な感じの作品が多くビックリでしたが、時間と共に変化がある作品が多く面白かったです。時間がある方は、ぜひ。



北川貴好HP:http://www.takayoshikitagawa.com/

展示:北川貴好「フロアランドスケープー開き、つないで、閉じていく」
場所:アサヒ・アートスクエア
期間:2012年1月14日~2012年2月5日
HP:http://asahiartsquare.org/floorlandscape/


アサヒスーパードライホール
設計 :フィリップ・スタルク+野沢誠
竣工 :1989年
構造 :22階建
所在地:東京都墨田区吾妻橋1-23-1
HP :http://asahiartsquare.org/

2012/01/23

武蔵野美術大学「平成23年度 卒業・修了制作展」


武蔵野美術大学の卒業・修了制作展に行ってきました。
鷹の台駅から玉川上水の脇を歩いて武美に向かいましたが、自然の中を歩いて大学行けるのは結構羨ましいです。玉川上水は、とても良い雰囲気です。

このような、大学の卒業制作展に行くのは初めてで、作品の多さにビックリしました。学校全体で展示を行なっており、学校のいたるところに作品が展示されており、雨かと思ったら、それが作品だったり、パフォーマンスがいきなり始まったり、線路が横断していたり、本当にいろいろなタイプの作品が見れ、学生のパワーが感じられます。

一番、僕が好きだった作品は、3枚目の写真で、教室の机側全体に映像を写し綺麗な音楽と共に日差しのように映像が流れたりする。じっくり見てしまいました。



美術大学の建築は、普通の大学と違い、すべてが美術室のような作りなのが、結構新鮮でした。
特に、武美の4号館は銀座のソニービル、駒沢公園体育館なども設計した、故 芦原義信氏の代表する建物で、40年も経ち構造補強なども必要になり建替えの案もあったようですが、補修保存が進められ、3年前に終わったばかりです。

グリット状のプランになっており、1階はすべてピロティになっており、教室は2階に持上げられ、螺旋階段でアトリエ教室にアクセスする形です。ところどころ中庭になっている部分があり、ピロティ空間に光を落とし暗くなりがちな、1階を明るくしています。低いピロティ空間と対象的に、中庭空間は壁梁で囲われているため、上に抜ける感じがとても良いです。

アトリエ教室の中は、南面にプロフィリットガラスがはめ込まれておりとても明るい空間になっており、本当に羨ましい教室になっていました。

設計 :芦原建築設計研究所
竣工 :1964年
改修 :2008年
構造 :RC一部S造
所在地:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス


武美の図書館は、藤本荘介氏の近作でとても注目を集めているため見るのを楽しみにしていました。中に入ろうと思っていたのですが、なんと補修工事中。。施工当初から結露がひどく、雨漏りもしているようで3月末まで閉館しているようです。仕方なく、外から見学。

床から2階天井までの本棚が外から中に螺旋状にぐるぐる壁として形成しています。その壁の本棚が、大きく切り抜かれていたり、ゲート状になっていたりしています。そのせっかくの本棚は、手の届かないところには本の収納はされていなく、抜けている感じがすごいしてしまいました。

外壁は、ガラス張りになっており、ハーフミラーを使用しているようで、周囲に生えている木などを反射し、回りと同化させるような工夫がなされています。

サインは佐藤卓氏が担当しており、本棚上部には、本棚番号がデザインされた大きな数字が立体的配置されています。数字は、ペットボトルの蓋で構成されていたり、小さい数字が集まって大きな数字になっていたりしていました。

今度行く時は、開館しているかどうか確認して行きたいと思います。

設計 :藤本荘介
竣工 :2010年
構造 :鉄骨三階建
所在地:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
HP :http://mauml.musabi.ac.jp/

2012/01/17

「北斗七星の庭_展 重森三玲 」ワタリウム美術館


東福寺「北斗七星の庭」

東福寺「小市松の庭」

東福寺「四仙島の庭」

ワタリウム美術館で行なわれている、「北斗七星の庭_展 重森三玲」を見てきました。

重森三玲は、昭和を代表する庭園家で生涯、枯山水(水のない庭で、池や遣水などの水を用いずに石や砂などにより山水の風景を表現する庭園様式)で200もの庭をデザインしている。

美術館の中には、「北斗七星の庭」と「小市松の庭」が再現され、重森三玲氏の庭意外の作品、襖紙、水墨画なども飾られています。

会場音楽・細野晴臣氏、会場デザイン・藤原徹平氏、グラフィック・GROOVISIONS、映像・大房潤一氏というメンバーが会場構成しています。会場音楽を聴きゆったり過ごすのも、この展示を楽しむ要素だと思います。

僕は、2年ほど前に実際に京都の東福寺に行ったこともあり、上の写真は行った時の写真です。実物は、本当に美しい。京都に行った際はぜひ行ってみてください。

展示:北斗七星の庭_展 重森三玲
場所:ワタリウム美術館
期間:2011年12月4日~2012年3月25日
HP : http://www.watarium.co.jp/

2012/01/12

「建築、アートがつくりだす新しい環境」東京都現代美術館



藤本壮介氏が最近発表した、住宅。この模型が展示されていました。


妹島和世+西沢立衛/SANAAがスイス連邦工科大学新キャンパスに設計した
「 ROLEX ラーニング センター」この模型が展示されていた。


西沢立衛氏が瀬戸内海の豊島に設計した「豊島美術館」この模型が展示されていた。


東京都現代美術館で行なわれている"建築、アートがつくりだす新しい環境"に行ってきました。

日本の建築家は、上のような動画の建物の模型が展示されていました。他には、石上純也氏がガラスドーム状にしそれを空気で浮かし、ガラスのシャボン玉を作っていたり、近藤哲雄氏が去年のヴェネチアビエンナーレで発表した、人工の霧を発生させる装置なども展示されています。
展示には、上の動画にもある「ラーニング センター」の3Dの映像もありました。

技術も進歩しており、建築の形も予想もしない形が出来上がってきています。アートを室内に展示するということは、建築とも大きな関係もしてくる。むしろ、建築の形状も自由になりアートに寄ってきている感じもあるが。。
展示は、もうすぐ終了してしまうため、興味がある方はぜひいってみてください。

展示:建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”
場所:東京都現代美術館
期間:2011年10月29日~2012年1月15日
HP:http://www.mot-art-museum.jp/

現代美術館のエントランスには、東日本大震災の津波で破壊されてしまった街が、模型で再現されて、展示されています。同プロジェクトがギャラリー間でも展示が行なわれていました。


常設展では、特別展示で淺井裕介氏の展示をやっていました。僕が最近、気になる作家さんです。土で絵を描く作家です。とても、繊細で素朴な作品が好きです。
上の画像は、淺井裕介氏が横浜の新・港村(このブログでも紹介した)で展示した作品の写真。


現代美術館の屋外には、ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクトができあがっていました。設計は、平田晃久氏です。
中では、一年間にわたって、東京在住の若手アーティストの個展や公募展開催していく予定のようです。今回は、室内で映像作品が上映されていました。

2012/01/03

去年行った展示会・美術館・ギャラリー

戦後、高度経済成長時期に起きた、日本から発信した最後の建築運動。「メタボリズム」とは新陳代謝を意味し、日々更新をし続ける都市に対し生き物のように建築も柔軟に姿を変えていく、増殖し、変化していく都市のイメージ。有名な建物では、広島ピースセンター(丹下健三)中銀カプセルタワービル(黒川紀章)大阪万博お祭り広場。などがある。展示は、時代ごとに分かりやすくメタボリズム誕生から変容、現実作品など建築を分からない方にも見やすい展示だと感じました。
展示:メタボリズムの未来都市展
場所:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
期間:2011年9月17日~2012年1月15日
HP:http://www.roppongihills.com/feature/metabolism/metabolism.html

久々に、現代アート意外の展示会に行った気がします。すべて色をつけるのでなく、挿し色的に色を使い、単純化した絵が本当に特徴をとらえてて迫力がありました。
展示:「トゥールーズ=ロートレック」展
場所:三菱一号館美術館
期間:2011年10月13日~2011年12月25日
HP:http://mimt.jp/lautrec2011/

ここは、7Fのガラス張りのギャラリー、光が入りレンズ状の円盤がとても綺麗に反射していた。アリソン・ショッツ氏にとっては、本当にいい展示空間だと感じました。
展示:アリソン・ショッツ展
場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京(ルイビトン表参道店7F)
期間:2011年9月10日~2011年12月25日
HP:http://espacelouisvuittontokyo.com/

3年に一度の祭典です。今年は、会場範囲が少し小さくなり、2つの美術館内でほぼ完結していた。せっかくの祭典なのに、美術館のみで屋外展示、街中の展示などはほぼなく、祭典という感じにはは思えなく少し残念。内容、展示は見る人の感性をくすぐるような展示も多く楽しく見れた。
展示:ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR-世界はどこまで知ることができるか?ー
場所:横浜美術館/日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)/その他周辺地域
期間:2011年8月6日~2011年11月6日
HP:http://www.yokohamatriennale.jp/

ヨコハマトリエンナーレ2011 特別連携プログラムの一つ。以前のトリエンナーレ会場だった、新港ピア全体でした。僕は、トリエンナーレ自体よりも、こちらのほうがゆっくり見れ、会場が広々使われ見ごたえがあったと思う。建築家も多く参加し、立体的に会場構成がされており歩いていても飽きなく、良かったです。
展示:新・港村(しんみなとむら)ー小さな未来都市
場所:新港ピア
期間:2011年8月6日~2011年11月6日
HP:http://shinminatomura.com/

メディアパブリックアートの展示です。盛り上がりが無いようなで少し行ってがっかり。。学生展のような感じでした。もっと、お祭り的にできたら楽しいのにな。。でも、クワク ボリョウタさんの作品、影を組み合わせて、フラッシュで見せていくものは、やっぱり良かったです。
展示:歌舞伎町アートサイト
場所:歌舞伎町シティー広場・大久保公園
期間:2011年11月19日~2011年12月3日
HP:http://kabukicho-art.org/

毎年行っているのだが、今年はアートとの展示が増えていた。G-tokyo(有名ギャラリーが集まりる見本市)とのコラボは嬉しいものでした。アートとインテリア、建築は似ているがそれぞれが離れている関係になっている気がする。もっと密接に連携していけばもっと、良いものができると思う。
展示:TOKYO DESIGNERS WEEK2011
場所:明治神宮外苑
期間:2011年11月1日~2011年11月6日
HP:http://www.tdwa.com/

グットデザイン賞。毎年沢山のノミネートされます。今回の大賞は、カーナビゲーションシステムによる情報提供サービス(本田技研工業株式会社)でした。震災で、一度車が通った道は、記憶され通行可能の道として地図上に反映される。震災直後に、とても力をはっきしたシステムでした。
展示:GOOD DESIGN EXHIBITION 2011 -適正-
場所:東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウンタワー5F)
期間:2011年10月3日~2011年11月13日
HP:http://www.designhub.jp/

吉祥寺の街を歩き、点々とした会場を歩いて回る展示で、「震災復興」「東京をアートで元気に」といコンセプトで行なわれたようです。TOKYO-FUKUSHIMA!オーケストラLive(大友良英・七尾旅人・原田郁子・深川バロン倶楽部・ピカ☆が参加)一般の方も、多くの楽器を持ち寄り、それぞれ音が空の下に鳴り響き本当に気持ちよかったです。
展示:TERATOTERA祭り
場所:井の頭恩賜公園/吉祥寺バウスシアター/吉祥寺PARCO屋上/武蔵野公会堂/その他JR吉祥寺駅周辺地域
期間:2011年10月20日~2011年10月30日
HP:http://teratotera.jp/

六甲山を散歩しながら見る屋外展示が多かったです。散歩しながら見るといコンセプトは、本当に良く自然に触れながら見れるのでのんびり楽しめました。やはり、クワク ボリョウタさんの作品は、本当に良かったです!!影の魔術師ともいえます。カワクボさんの作品はは、みなさんにも見てほしい。
展示:六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011
場所:六甲ガーデンテラス/自然体感展望台 六甲枝垂れ/六甲山カンツリーハウス/六甲高山植物園/オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲/六甲山ホテル/六甲ヒルトップギャラリー/六甲ケーブル
期間:2011年9月17日~2011年11月23日
HP:http://www.rokkosan.com/rokkomeetsart2011/

神戸を舞台にしたビエンナーレ。最近、本当に増えてきているタイプの芸術祭です。第一回目とあって、少しパッとしない感じがありました。港をうまく生かしきれていない。コンテナ展も、がっかり。高架下の作品郡が一番良く、空間をだいたんに使えるのは、アーティストにとっても本当に良いことだと思う。
展示:神戸ビエンナーレ
場所:神戸ハーバーランド/ポーアイしおさい公園/兵庫県立美術館/元町高架下(JR神戸駅~元町駅間)
期間:2011年10月1日~2011年11月23日
HP:http://www.kobe-biennale.jp/