2008/09/23

「新しい自然としての住居」平田 晃久



9月21日に行なわれた「新しい自然としての住居」平田 晃久さんの講演会に行ってきまして。この講演会はハウスクエア横浜 オープンカレッジ第4期のレクチャーの一環として開かれたものです。普段の会場は、ハウスクエア横浜なのですが、イエノイエと横浜トリエナーレも開かれているということで今回は横浜メディアビジネスセンターで開かれまして。


ロジェの原始的な小屋の絵からイエ型が存在している、という話しから始まり、人間である動物、動物である人間、建築である自然、自然である建築。動物は、どこまでが人工で、どこまでが自然化なんてない、どこまでも自然の中に住んでいる。街に住むカラスは、街の中自体が自然である。と考えれるの。動物的人間になって考えてみる。


樹木に、そこには、無関係性(自分で伸びたいところに伸びていく)、原理(枝分かれを重ね効率よく光合成)、立体性(いろんな関係性があり視線が交差する)がある。


sky(空)そこには、空は人間に関係して発生していないが、人間はそれに左右されかなり関係している。関係しているが関係されていない関係性がある


seed(種)、それは自分自身がふくらみ、周りの関係を得ながら、自分から発生していくようなもの。

pleat(ひだ)、平面だけでなく、空間全体を使い、地形を作っていくように発生していく。

そのような言葉に主におきながら話してくれました。全体的に、自然を教科書に、それをどう建築に落とし空間としてそれが自然に近いものになっているかを考えているような気がしました。周りとの影響の仕方などとても面白い関係の仕方をしています。僕は、平田さんの建築は好きです。簡単なことをしているようにも感じながら、すごい複雑なことをしています。見えたり見えなかったり、遠いようで近い。近いようで遠い。僕の卒業設計でまさにしたかったことを立体的に面白く分かりやすく造りあげています。さすがといった感じです。

一般的に建築家の設計した家をなかなか見ることはできません。平田さんが設計した「イエノイエ」をぜひ見に行ってください。

「イエノイエ」HP

http://www.ienoie.net/top.html

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