2008/08/10

六本木ヒルズ「東京スカイビュー」スカイデッキ


森美術館を見た後、その美術館のチケットにスカイデッキのチケットも含まれていたので、せっかくなので行ってきました。ここは、六本木ヒルズができて5周年を記念して公開されたスカイデッキになります。2008年4月26日にオープンしたばっかりのオープンエアーで屋根の無い展望スペースです。ここも、熱海と同じく「恋人の聖地」として登録されている場所です。前も書きましたが「恋人の聖地」とはNPOの地域活性化のプロジェクトのようで、夜景の綺麗な場所や自然に囲われた場所などデートにふさわしい場所を選ぶものです。まあ、熱海と同じく一人でここにいる自分。悲しくなってきます。でも、眺めは最高です。東京タワーが身近に見える。眺めは最高にいいです。夜景も綺麗だろうな。当たり前ですが、恋人と行くのがお勧めです。一人で行くと悲しくなります。柵もあり、高所恐怖症の僕でも全然大丈夫でした。ぜひ行ってみてください。

東京スカイビュー HP
http://www.roppongihills.com/tcv/jp/

「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展

「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展に行ってきました。アネット・メサジェはフランスを代表する女性アーティストで、日本初の大規模な個展だそうです。2005年の第51回ヴェネチア・ビエンナーレで金の獅子賞を受賞しています。
この女性は、かなり鬼才を持っている方なんだろうと思いました。それは、見るもの見るもの何か残酷な感じもあり、人の欲、悪いところをさらけ出した作品だと感じたからです。パンフレットの解説にも書いてあったのですが「聖と俗、ユーモアと恐怖、愛と悲しみ、女性と男性、動物と人間、子供と大人、生と死、表と裏など、人間の相反する複雑さを日常の視点」などを直視し独特の世界で絵、写真、記事、拾い集めたオブジェ、言葉、剥製、ぬいぐるみ、布、刺繍、糸、編み物などで表現していきます。何かあたたかさが消え、冷たさが表にはっきり見える感じです。少し恐怖も感じます。
これは、見る価値あります。本当に考えさせられ、面白いです。人形などでカワイイと思われる素材を使い負の部分を見せる。余計に、それが怖かったりします。ぜひ行ってみてください。本当に、面白いです。

「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展 HP
http://www.mori.art.museum/contents/annette/index.html

映画「鳥の巣 -北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」




映画「鳥の巣 -北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」を見てきました。ちょうど五十嵐太郎さん(建築評論家)と菊地宏氏さん(建築家・菊地宏建築設計事務所主宰・元ヘルツォーク&ド・ムーロン事務所在籍)のトークショーもあり面白い話しも聞けました。ちょうどオリンピックの開会式があったばっかりでこの建築は今、誰もが知る建築です。菊池さんがこの鳥の巣に関わったのは辞めると決めてかららしく携わったのは3ヶ月ぐらいらしいですが、とても大変で今は思い出したく無いくらいと話していました。ヘルツォーク&ド・ムーロンの事務所は新陳代謝の激しい事務所で2年~3年ぐらいで辞めていく人が多いそうです。プロジェクトが終わると解散してしまうような感じだそうです。
映画自体はヘルツォーク&ド・ムーロンのお茶目な姿なども出てきたりし、その変も見所かもしれません。2人が文化の違いと格闘し、中国とどうプロジェクトを進めていくか。苦悩がでていました。これは国のモニュメントして造るのではなく、オリンピック終了後に市民が自由に使える、中国人が自由に使っている公園のような物になっていけるように考えているようです。あまり書くとネタばれになってしますので書きませんが、せっかくオリンピックもやっていので、実際に見に行ってください。あの大きな建築がどう完成までいったか、建築を知らない人も見れると思います。

「鳥の巣 -北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」映画 HP

http://www.torinosu-eiga.com/

「板橋の住宅」オープンハウス






google mapのストリートビューでリノベ前があったので取ってみました。
「板橋の住宅」オープンハウスにいってきました。納屋建築設計事務所の設計です。この物件は新築ではなくリノベーションをした物件です。リノベ前の写真を見て分かるように前は一階が駐車場で、2階が家族4人の住居スペースだったそうです。2階はわずか13.5坪の中水周りもあり寝室もありで4人で住んでいたと思うと驚きです。自分のスペースなんて無いに等しいです。相当、家族は中が良かったのだと思います。今回は、一階部分の駐車場をつぶし浴室、トイレ、個室を1つ造り、2階はベランダを潰し、居間、台所、寝室などを配置しています。2階は天井と床は白に統一し、その代わり壁の素材を変えることによって部屋の性質をつけていました。寝室は、壁にカーペットが貼ってあり、台所にはモザイクタイル、居間食堂にはフローリングが張ってはりました。普段、気にしていないですが壁というものは暮らしているときに一番見ているもので、それの素材を変えることはとても面白いと思いました。
納屋建築設計事務所 HP
http://www.naya1993.com/index.php

2008/08/04

建築がみる夢 石山修武と12の物語

日曜日は、世田谷美術館に「建築がみる夢 石山修武と12の物語」を見に行ってきました。石山さんの作品はそこまで知りませでしたが、いろいろ調べてみると、地元に近いところに作品があると知りました。幻庵はとても近いところにあると思うのですが、なんせ個人住宅なの詳細の住所は分からないので…見に行きたいのですが。それも川合健二さんも地元の近くの豊橋で自給自足をめざいコールゲート建築を作っており。僕はそれさえも調べるまで知りませんでした。恥ずかしいです。。
昔よく行った渥美半島の蔵王山に行くまでにこのコールゲートを使った、もう使われていないのですがヨットスクールとして使われていた「望遠鏡」という石山さんの作品も調べるまで石山さんが造ったことを知りませんでした。知らないうちに見ていたんだと知り驚きました。また、地元に帰ったときはしっかり見に行きたいと思います。
石山さんは建築を作っているというか大きな芸術作品を建築を表現の一部として建てているのだと感じました。銅版画など、スケッチなども多く展示してあり今いる建築家とは逸脱したものを持っています。なにか、想像したもの思いついたことなど絵などですぐアウトプットし絵が建築になっていくのが面白いです。実際は、やはりそのまま実現することは少ないと思うのですが。

世田谷美術館 HP
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

「青梅T邸」のオープンハウス



少し遅くなってしまいましが土曜日に「青梅T邸」のオープンハウスに行ってきました。設計はKAO(カスヤアーキテクツオフィス)です。青梅には初めて行ったのですが、川もあり山もありとても良いところでした。東京にこんなにいい所があるとは、思っていませんでした。敷地も高台に立っており、裏は山で自然に囲まれたとてもいい敷地です。前は単線の線路があるのですが、線路は窪んで敷地より下にあるのでそこまで音も気になりませんでした。建物は、2階建てなのですが、スキップフロアーのように少しずつ段差がついており、部屋は繋がっているのですが、空間自体は緩やかに別れています。2階のキッチンダイニングは開口がガバッと空いており、最高の見晴らしです。毎日、あの景色を見ながら毎日ご飯が作り食べれると思うとうらやましいかぎりです。2階山側の子供部屋は開口を上部に付けることで山と空の風景をうまく取り入れ風も抜けていきます。全体的にとても暖かく、包まれているような気持ちになりました。 ちょうど土曜日に青梅の花火大会だということで、ちょうどこの住宅から見えるということだったので、みなさんで花火大会を楽しんできました。前、書いたように僕は打ち上げ花火がとても好きで、今年まじまじと見たのも初めてだったのと、みんなでみれた事は嬉しかったです。やはり、一人で見るよりみんなでワイワイ見たほうが楽しいですからね。みなさん、ありがとうございました。

KAO HP

http://mki-archi.com/

2008/08/03

中野ブロードウェイのオープンルーム


中野ブロードウェイのオープンルームにいっていきました。藤江創さんの設計の改装工事です。中野ブロードウェイは今やサブカルチャーの聖地として有名となっていますが、昔は有名人や、漫画家さんたちがこぞって拠点としていたところだそうです。僕は、全然知りませんでしたが…ショッピングモールだけを見ると上にマンションがあるとは、言われないと分から無かったです。
元の間取りが詳しく把握していませんが部屋の真ん中に間仕切りがあり、光なども改装前はそこまで望めなかったようです。天井もとても低く圧迫感があったようです。今回は、天井、間仕切りをすべてとっぱらって収納を壁一面にし開放感のある明るい部屋を実現したのだと感じました。ベランダにもフローリングと同じ色のようなスノコを引き、ベランダも部屋の中のように拡張して見れるのはとても効果的だと思いました。
アーバンファクトリー(藤江創) HP