2008/08/10

「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展

「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展に行ってきました。アネット・メサジェはフランスを代表する女性アーティストで、日本初の大規模な個展だそうです。2005年の第51回ヴェネチア・ビエンナーレで金の獅子賞を受賞しています。
この女性は、かなり鬼才を持っている方なんだろうと思いました。それは、見るもの見るもの何か残酷な感じもあり、人の欲、悪いところをさらけ出した作品だと感じたからです。パンフレットの解説にも書いてあったのですが「聖と俗、ユーモアと恐怖、愛と悲しみ、女性と男性、動物と人間、子供と大人、生と死、表と裏など、人間の相反する複雑さを日常の視点」などを直視し独特の世界で絵、写真、記事、拾い集めたオブジェ、言葉、剥製、ぬいぐるみ、布、刺繍、糸、編み物などで表現していきます。何かあたたかさが消え、冷たさが表にはっきり見える感じです。少し恐怖も感じます。
これは、見る価値あります。本当に考えさせられ、面白いです。人形などでカワイイと思われる素材を使い負の部分を見せる。余計に、それが怖かったりします。ぜひ行ってみてください。本当に、面白いです。

「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展 HP
http://www.mori.art.museum/contents/annette/index.html

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