2008/12/27

「堀切の家」オープンハウス

外観

1階 親世帯リビング

2階 親世帯寝室


2階 子世帯寝室

3階 子世帯リビングダイニング

模型
「堀切の家」オープンハウスに行ってきました。設計はリンク建築設計工房、構造はリズムデザイン中田琢史氏です。木造3階建て、2世帯住宅です。
模型見ると、階段が多いです。2世帯家族ということで、玄関が2つあり、それぞれにアクセスする階段があるため、階段が多くなっています。
下から、1番目と3番目の階段が親世帯が使う階段になっており、2番目の階段は親世帯が使う階段になっています。4番目は、屋上に上がるための共同の階段です。
親世帯と子世帯がまったく別になっているわけでは無く、隠し扉のようなものもあり中にあるてめ、中で行き来ができるようにもなっています。ベランダなども、共有できるようにもなっています。
簡単な忍者屋敷のようで子どもがとても喜びそうな住宅です。
目の前には、サクラの木が植わっているため、どこの部屋からもそのサクラが見えるような計画になっています。春になったら、とても綺麗な花が見れそうです。
2世帯という難しい問題を、とてもうまく解いているような気がしました。
リンク建築設計工房 HP

2008/12/25

「畑の中の家」オープンハウス

外観

外観(コケ部分)

2階キッチンダイニング

2階 子ども室(上段は畳敷きになります。今はまだ無いです)

1階店舗
「畑の中の家」店舗兼用住宅のオープンハウスに行ってきました。設計は永峰綜合計画事務所です。
2階建て、構造は鉄骨造です。1階は店舗で2階が住宅になります。
外観は、スレートとコケボードというコントラストがなかなか渋いです。コケボードの仕上げは、初めて拝見しましたが回りの畑ととてもあっていて、いい雰囲気をかもちだいています。
キッチン部分はスリット窓が入っており、そこから内部に光が綺麗に入ってくるため、その光が空間にアクセントをあたえています。逆に、日が落ちた時には、内部の光が外部に漏れるため、外部のアクセントをあたえています。
1階と2階のアプローチは、大きな庇のかかった半外部のスペースの螺旋階段を通ります。その半外部を通ることによって、仕事とプライベートのスイッチを入れ替える効果になればいいと考えているようです。
永峰綜合計画事務所 HP

2008/12/24

オープンハウス

外観

1階キッチン

1階個室

2階リビング (人の足が見えている所が夫婦の寝室です)

2階 個室


庭山 茂氏と藤田 大海氏の共同設計したオープンハウスに行ってきました。地上2階建て木造です。
南の採光をフルに活用し、中は本当に明るく、行った当日は天気もよく温室のように暖かく気持ちよく寝れそうでした。
白い壁と外壁のシルバーが木の壁や家具の色を強調しています。
小屋組みの部分に、光を透過するポリカーボネートを使用することによって、小屋裏、上がっている寝室も明るい空間になっています。

2008/12/23

「向河原の住宅」オープンハウス

外観
1階  玄関

2階 ダイニングから吹き抜けを見上げる

2階 リビング

ロフト階 個室


向河原の住宅のオープンハウスに行ってきました。設計は、納屋設計事務所です。2階+ロフト階建てで木造です。
回りは、密集住宅地ということで、中に吹き抜けと中庭をつくることによって、とても明るい空間を実現しています。
中の天井の仕上げ方を変えることによって、それぞれのシーンを創りだしています。天井を部屋によって、家型、アール、片流れにそれぞれしてあります。素材もそれぞれ変え、黒板塗料を使ったり、OSB(木質ボードの一種)を使用しています。
吹き抜けに面した部屋との窓は、額をとりつけることによって、見える物がまるで絵のように見えるようになっています。とても、遊び心がある内装になっていました。
納屋設計事務所 HP

2008/12/22

TDW 忘年会

袋は2005、Tシャツは2003。いただきました。

金曜日になるのですが、TDWのボランティアの忘年会に参加してきました。

久々に、一緒にTDWのボランティアに参加した方々に会え、とても楽しく過ごすことができました。
このような、繋がりというのは、本当にいいです。
自分と違うジャンルの仕事をしている人なども多くいますので、話をするだけで本当に楽しいです。
また、会えなかった人もいますので、集まりたいです。

会場は、「個室Europeandining 流響」でやったのですが、店の紹介には「ネバダ州ラスベガス出身のThomaがデザインを手がけた空間が上陸」と書いてあったのですが…Thomaとは、誰なのでしょう?まあ、どうでもいいといえばどうでもいいのですが…少し気になったので。

ライト・[イン]サイト―拡張する光、変容する知覚


自分の眼球を撮影してくれました。
多くの方の眼球と目の周りの写真が入れ替わりに表示される作品です。

オペラシティ内にあるNTTインターコミュニケーション・センターで行なわれている「ライト・[イン]サイト―拡張する光、変容する知覚」に行ってきました。

「この展覧会は,自明すぎてあらためて振り返られる機会の少ない「光」という存在の過去,現在そして未来の可能性を,「知覚」という切り口を通してアートと科学を超えた視点から新たに照射するものです.
中略
ライト・[イン]サイト」展は,観客自らが光を介して「見ること,視覚,観察(sight)」の意味を問い直し,それによって新たな「洞察(insight)」を獲得していく契機となるでしょう.」ライト・[イン]サイト HPより

光をテーマにした展示がされています。科学が発展して、それをアートに転用したような作品が多数あります。
目に直接弱いストロボを当て、残像にLIGHTという文字を残し、目を閉じてもその残像が見えてしまう作品。

真っ暗な部屋で「音ルミネセンス」現象を見る作品は、不思議な感じにおそわれます。大きな水晶球のような中に、蛍がまっていりるよな光が舞い散ります。綺麗であり、すこし恐ろしい気にもなりました。(この作品は30分に一度体験でき、定員7人です)

展示自体は、そこまで大きくないですが、面白いものばかりです。
オペラシティアートギャラリーの半券を持っていくと500円が400円になります。
入場券は一枚で2回分です。期間中2回見ることができるので。
ぜひ、行ってみてください。

ライト・[イン]サイト HP

2008/12/19

東京大学弥生講堂アネックス








東京大学弥生講堂アネックスも見てきました。設計は河野泰治アトリエ、構造設計は稲山正弘氏です。

この形状は、木がよじれて、とても不思議な形になっています。

木がとてもふんだんに使われているのて、どこか別荘地を思わせる雰囲気をもっています。軽井沢とか、こんな建てもが似合いそうです。

中には、入れなかったので、どんな感じか分かりませんが、丹下さんのカテドナルが小さくなって連続しているようなイメージなのかな?

中に一度入ってみたいです。

情報学環福武ホール 東京大学






東京大学の展示会に行ったついでに情報学環福武ホールを見学してきました。安藤忠雄さんの設計でうす。地下2階、地上2階のコンクリート打ちっぱなしです。
建物の前には、「考える壁」と名が付いている壁が…大学だから、考える壁なのだと思うのですが。この名について考えてしまいます。
庇は薄く、外に出ている柱は中に比べて細いためコンクリートながら以外に軽いイメージなっていました。
中は、壁があるおかげもあり、通行人はそこまで気にならなく作業できると思われる。壁に入ったスリットが、以外に閉鎖感を緩和しています。

「建築模型の博物都市」展

「サヴォア邸」ル・コルビジェ

「CCTV」コールハース

「富弘美術館」ヨコミゾマコト

「ビルバオ・グッケンハイム美術館」 フランク・O・ゲーリー
東京大学総合研究博物館で行なわれている「建築模型の博物都市」展にいってきました。
この展示は、学生を中心として造られた有名建築の白色模型を展示してあります。
これ、本当に学生が造ったとは思えない模型や、学生っぽい少し荒が見えている模型などもあります。
全体的には、展示してあるだけあって完成度は高いです。
建築というものは、基本的には鳥瞰から見ることは無いと思うのですが、模型だと自分が鳥になり見れるので面白いですね。
白色模型ばっかりなので、色が付いた実際に近い模型も見たくなります。次は、そんな展示をしてほしいです。
「建築模型の博物都市」展 HP

「Haptic -触覚」展

トーキョーワンダーサイト本郷で行なわれている「Haptic -触覚」ヴィック・ムニーズキュレーションによるブラジル・日本アーティスト展にいってきました。


「作品にはお手を触れないでください」――掲示が警告する。そもそもなぜ人は作品にさわろうとするのだろうか? 作品にじかに触れるのは、ある簡単なことを理解するためである。視覚情報はときに作品の履歴を伝えることができない。作品の歴史に自らの手の痕跡を加えることができない。

「触れることは信じること(百触は一見にしかず)」――これこそがイメージを、素材の段階、彫刻としての形態、すなわち人間工学的経験へと回帰させるものだ。制作過程がそうした触覚的(haptic)な体験で満たされているとき、作品に残る作者の手のエネルギーは、見る者の手を絶えずいざなうかのようである。思わず触れたいと感じさせる作品は、通例また、触れることについての思索をも促す。これが彫刻や平面上の再現的な絵画を十全に理解するための前提となる。

精神と物質を統合する経験としての感覚を大切にする文化においては、芸術作品の制作と鑑賞の過程における触覚的側面は、ごく自明なものだ。自明のあまり顧みられないことすらある。本展は、感覚を重視する二つの異なる文化を背景にもつ、6名のアーティストの作品に焦点を当てる。技法的には手仕事との結びつきが強く、発想に関しては伝統からの霊感を緩やかに受けている作品である。
(ヴィック・ムニーズ)TWS HPより


僕は、この説明を読み、実際に作品に手を触れることができるのかと思っていったのですが…実際は、しっかり「手を触れないでください。」と書いてりました。少しがっかり。。

作品は、多数面白いものがありました。宮永愛子さんの作品は、衣類の防虫剤などに使われるナフタリンを鍵やいろいろな形にし、それをアクリルケースの中に閉じ込める。ナフタリンが時間とともに溶けて鍵の形が徐々に変わっていき、溶けたナフタリンがケースのアクリルに結晶として付いていくものでした。滅びの美学的なものが面白いと感じました。

この展示は2009年1月12日までです。年末年始は休みなので気をつけてください。

TWS HP
http://www.tokyo-ws.org/

2008/12/14

もっきり・クリスマス・ナイト





2008年最高のARTイベント!もっきり・クリスマス・ナイトが2008年12月13日に行なわれ、参加してきました。

このイベントはもっきり夜さん(「もっきり夜」というのはアートプロディーサーの芸名です)主催のアートパーティーになります。もっきり夜さんとはTDWで知り合いました。

参加アーティストは

メインDJ:エピックスのぶ、ライブペインター:デニス・RYO、似顔絵:徳山・旭能、アコースティックライブ:blend note、ステージパフォーマンス:青羽マリ、スポットDJ:旭能

このような、イベントは初めてだったのでどうしていいものか心配だったのですが、ライブペイトやステージパフォーマンスなど、見たことが無いものばっかりで、とても面白かったです。

TDWで知り合った方も来ていて、その方の友人とも仲良くなれたので、とても充実した一夜になりました。

また、いろいろなイベントなどにも参加していきたいと思います。

※写真は携帯で撮った写真なので見にくいです。申しわけありません。

ディーゼルデニムギャラリー青山「KEIKO+MANABU」







ディーゼルデニムギャラリー青山で行なわれている「KEIKO+MANABU」のアート展に行ってきました。ディーゼルデニムギャラリー青山の場所はかなり分かりにくいです。僕は、かなり迷いました。みなさんしっかり知れべて行ってください。

「KEIKO+MANABU」は、内山敬子と沢瀬学を中心に設立。東京とシアトルを拠点に、プロダクト、グラフィック、インテリア、建築・都市計画と、幅広いデザイン活動を行っている。

今回は、板紙というチョコレートの包装の中敷などに使われる再生紙を使い、ハートや星、ひし形などをビックスケールで作ったり、高さを高くしてみたり、積み重ねてみたりとしています。

実際に、中に入ってみると迷路のよで、くぐったりできるところもあり、子どもはかなり喜びそうな感じです。

上から、眺められるようにもなっているため、中に入っている時は何か分からなく、上から見るてこんな形だったかと驚かされます。

これが、もっと大きくオフィスのような場で、個人とパブリックなどをゆるやかに分けるといった時にも面白い効果がまたでてきたりするかも知れません。実際の使われたところも見てみたくなりました。

ディーゼル HP

http://www.diesel.co.jp/index.html

K-20 怪人二十面相・伝  試写会

K-20 怪人二十面相・伝の試写会に友人に誘われ、行ってきました。

キャストは、金城武、松たか子、中村トオルなどです。監督は佐藤嗣麻子です。

製作は、映画『踊る大捜査線』、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』などを手がけてきた株式会社ロボットが携わっています。

内容は、コメディに近いアクション映画だと感じました。とても見やすく、分かりやすい内容で、年末年始に家族で見に行くにはもってこいの映画です。

僕は初め、スパイダー〇ンに近いものがある気がしていたのですが、友人から終わった後に「ル〇ンやラピ〇タも掻い摘んでいるよ。」と言われたときは、確かにそれに近いシーンはあったと納得してしまいました。

とても、気軽に見れる映画だと思います。ぜひ見てみてください。

K-20 怪人二十面相・伝 HP
http://www.k-20.jp/

同潤会 上野下アパート











同潤会 上野下アパートに行ってきました。同潤会アパートとして残っているものはこれが最後のアパートです。いつ解体されるかも分からないので、せっかくなので見てみたいと思い行ってきました。

同潤会アパートとは(ウィキペディアより)

「同潤会アパート(どうじゅんかい-)は、関東大震災後に発足した財団法人同潤会が東京・横浜に建設した鉄筋コンクリート造の集合住宅のこと。
近代日本で最初期の鉄筋コンクリート造集合住宅として貴重な存在であり、居住者への配慮が行き届いたきめ細かな計画などの先見性が評価されている。特にその一つである大塚女子アパートは、完成時はエレベーター・食堂・共同浴場・談話室・売店・洗濯室、屋上には、音楽室・サンルームなどが完備されていて当時最先端の独身の職業婦人羨望の居住施設であった。電気・都市ガス・水道・ダスト・シュート・水洗式便所など最先端の近代的な設備を誇っていた。」

上野下アパートは1929(昭和4)年4月30日に竣工しました。1階から3階までが階段室の両側に住戸が配置されており、4階だけ中廊下型になっており、単身者用の住戸が入っています。4階はその廊下分だけ外にせり出しています。

なんとも言えないレトロな雰囲気に圧倒されます。昭和の匂いというか…見ていると、ワクワクしてきます。そこだけ、時間が止まってしまっているような感じです。

同潤会アパートは、建築的にもとても価値のあるものです。このアパートがこれからどうなるか分かりませんが、保存をしてほしいですね。

同潤会・青山アパートメントが表参道ヒルズ隅に少し復元されていますが、あのようにではなく、そのまま修復し残ってほしいです。