2008/12/14

同潤会 上野下アパート











同潤会 上野下アパートに行ってきました。同潤会アパートとして残っているものはこれが最後のアパートです。いつ解体されるかも分からないので、せっかくなので見てみたいと思い行ってきました。

同潤会アパートとは(ウィキペディアより)

「同潤会アパート(どうじゅんかい-)は、関東大震災後に発足した財団法人同潤会が東京・横浜に建設した鉄筋コンクリート造の集合住宅のこと。
近代日本で最初期の鉄筋コンクリート造集合住宅として貴重な存在であり、居住者への配慮が行き届いたきめ細かな計画などの先見性が評価されている。特にその一つである大塚女子アパートは、完成時はエレベーター・食堂・共同浴場・談話室・売店・洗濯室、屋上には、音楽室・サンルームなどが完備されていて当時最先端の独身の職業婦人羨望の居住施設であった。電気・都市ガス・水道・ダスト・シュート・水洗式便所など最先端の近代的な設備を誇っていた。」

上野下アパートは1929(昭和4)年4月30日に竣工しました。1階から3階までが階段室の両側に住戸が配置されており、4階だけ中廊下型になっており、単身者用の住戸が入っています。4階はその廊下分だけ外にせり出しています。

なんとも言えないレトロな雰囲気に圧倒されます。昭和の匂いというか…見ていると、ワクワクしてきます。そこだけ、時間が止まってしまっているような感じです。

同潤会アパートは、建築的にもとても価値のあるものです。このアパートがこれからどうなるか分かりませんが、保存をしてほしいですね。

同潤会・青山アパートメントが表参道ヒルズ隅に少し復元されていますが、あのようにではなく、そのまま修復し残ってほしいです。

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