2008/06/22

明大前の集合住宅

外観
中の専有ニワ
内観
今日は、若松均さん設計の明大前の集合住宅のオープンハウスに行ってきました。今日は、あいにくの雨でしたが沢山の方が来られておりなかなかの盛況ぶりでした。この集合住宅は大小17棟の住宅が中に入っており、外観はとても閉鎖的です。牢獄のようなイメージを持ってしまってもしょうがないくらいだと思います。この敷地の真隣が線路になっており電車がひっきりなしに通っていきます。騒音がかなりあるようで、その対策として外観の閉鎖観に繋がっているようです。しかし、外と対象的に中は外からでは創造もつかないくらいの開放観のあるものになっていました。一住棟にたいし専有のニワが一つづつ設けてあり、そのニワがかなり広く設けてあり開放感を演出しています。中に入ると壁に囲われているだけあり集合住宅ということを忘れてしまうくらいです。光も専用ニワを通してしっかり入ってくる。北側は積極的に開口を開けており以外に明るいです。窓の開け方もかなりスタディーを重ねたように感じました。人との視線をなるべく交差させことなく隣との関係も保ちつつ外に気配も感じさせ、中にも光をとりいれさせる。うまいぐわいに配置されています。ニワに面している壁なども白く塗るなどし光の反射を利用して積極的に光を取り入れようともしています。
近所付き合いがあまり無くなった現代に合った建物だとゆう気もしますが。なにか悲しい気持ちにもなります。住んでみないと分かりませんが、完全に領域を分け断絶していまっています。それは騒音の解決策セキュリティ対策なのですが、住み方としてもっと人と付き合えるのような、この中だけのものでもいいのですが共有できる何かがほしい気もします。
若松均建築設計事務所 HP
明大前の集合住宅の写真

0 件のコメント:

コメントを投稿