2008/11/22

「ロヘリオ・サルモナの建築―場の詩学―」展

「ロヘリオ・サルモナの建築―場の詩学―」展に行ってきました。

「ロヘリオ・サルモナ(1929~2007)は、コロンビア共和国で活躍し、南米の近代建築を牽引した代表的な建築家です。「アルヴァー・アールト賞」を受賞するなど、その存在と素晴らしい業績は世界的に知られていますが、日本においては彼の名前はまだほとんど知られていません。 ル・コルビュジエのアトリエで10年ほど働いた経験をもち、建築におけるグローバリズムとリージョナリズム(地域密着主義)をどう結びつけるかを生涯のテーマにした建築家であり、ル・コルビュジエを相対化する役割を果たす建築家と言えるでしょう。 サルモナの建築は、コロンビア共和国の土地に根ざし、その気候や地形を生かし、その地の人間の暮らしを考えたもので、パティオや小径を利用した構成は、さまざまな種類の煉瓦を多用した端正なフォルムとあいまって、深みのある空間を作り出しています。また、サルモナが多くを担ってきたボゴタ市の整備プロジェクトが2006年のヴェネツィア建築ビエンナーレで「金獅子賞」を受賞したように、彼は都市空間の復活にも力を注いできました。彼はまさにヒューマニズムの建築家といってよいでしょう。」ギャラリータイセイHPより

初めてギャラリータイセイに行ったのですが。新宿センタービルの17階にあるのですが、案内表示に書いてないためとても不安になります。知り合いから、大成の受付の階にあると聞いていたので、なんとか着くことができました。

サルモナ氏は、レンガなどの伝統的に素材などを多く多用する中、そのレンガの色なども自分で研究し造っていたそうです。レンガ一つで、積み方、色、形の異なったレンガを使うことによって、模様やルーバーなどを表情豊かです。多くの建築家から影響をうけていて、住宅ではフランクロイドライトと似たような建築も造っています。

これは、11月21日までなので終わってしまいましたが、サルモナの作品の本も出ています。どうぞ見てみてください。
http://www.amazon.co.jp/Rogelio-Salmona-Ricardo-L-Castro/dp/9589393586/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=english-books&qid=1227311787&sr=8-2

ギャラリータイセイHP
http://www.taisei.co.jp/galerie/index.html

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