2009/03/21

アーティスト・ファイル2009―現代の作家たち

国立新美術館でやっている「アーティスト・ファイル2009―現代の作家たち」に行ってきました。

ちなみに写真は、平川滋子氏の「呼吸する人 光合成の木」です。他の作品は美術館内で展示されているため、写真で取れるものはこれくらいでした。この円盤は光によって紫になっていくもののようです。もうだいぶ紫になっていました。


展覧会概要
「アーティスト・ファイル」展は、国立新美術館の学芸スタッフが日頃のフィールドワークの中で注目する作家たちを取り上げ、それぞれを個展形式で紹介する展覧会です。昨年の第1回展に引き続き開催する今回は、国内外で活動する9名に参加を呼びかけました。このたび選ばれた作家たちの年齢は30代前半から50代後半までとかなりの幅があり、また作品の有りようも平面、立体、映像、インスタレーションと様々ですが、いずれも自身の道を真摯に追求し、独自の表現スタイルを獲得するに至っています。彼らの仕事を通じて、今日の美術状況をご覧いただくと共に、現代の作家たちがいかに社会に向き合い、どのようなまなざしを持って制作を続けているか確認いただきたいと思います。本展は、「さまざまな美術表現を紹介し、新たな視点を提供する美術館」という当館の活動方針に沿って、毎年定期的に開催する予定ですが、一方で美術情報の収集事業の一環として、展覧会に参加した作家の資料を将来にわたりアーカイブ化し、広く社会に提供していくことも構想しています。つまり「アーティスト・ファイル」展は、当館が日本のアートセンターとしての役割を果たす大切な事業であり、我々スタッフの視点や活動の真価が問われる展覧会として、総力を挙げて取り組んでいきたいと思っています。
国立新美術館HPより


その中でも、宮永愛子氏のナフタリンで作った彫刻をアクリルの中に収め、時間がたつにつれ消えていき、それがアクリルの箱に結晶として、くっついて行くといく作品が面白かったです。展示方法もナフタリンということで、タンスの引き出しに入っている作品もあり、なかなか面白い視点だと関心してしまいました。

村井進吾氏の彫刻も面白かったです。人工的に切り出された四角の石。それをまた、人工的に三角形にえぐられていたり、そのえぐられた中に水がいっぱいに入っていたりと、普段自然の中にある石の姿を人工的、幾何学的にやっている印象をうけました。

他にも日本的な絵の手法を使い、使いドクドクしい絵を描く斉藤氏などは、世界観はすごいあり面白いと思いましたが、僕は、あまり好きでは無かったです。少し、エグい感じもあるので。。

9人の作家のいろいろな作品が一気に見れるので、嬉しいです。ぜひ行ってみてください。

アーティスト・ファイル2009―現代の作家たちHP
http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/af2009/index.html

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