2008/11/27

ネオ・トロピカル ブラジルの創造力

ネオ・トロピカル-ブラジルの創造力-にいってきました。外からは、エルネスト・ネトの作品が見えてワクワクしながら中に入りました。中に入ってみると、ネオ・トロピカルという題といこともあり色鮮やかな作品が多くあります。

体験型の作品も多くあり、音楽を聴いてテント木地の民族衣装を着て自由に踊れる作品や細い通路を通り、いろいろシチュエーションのいろいろなメディアが流れるパーティかな?を感じながら、最後にジュースを頂ける作品、ネトの作品は寝転がって見上げれる作品になっています。五感をフルに使えて面白かったです。

一番面白いと思った作品は、大きな部屋に、大きな映像が流れているのですが、その部屋に入るとヘッドホンが渡されます、その部屋には多くの音が送信されており、場所や高さ(座っているか立っているか)によってヘッドホンにいろいろな音が受信されてくるのです。映像を見て、自分の好きな音楽を自分で選びそこにたたずみ楽しむというものです。映像から受ける自分の感覚で音を選ぶ。自分が悲しいと思う映像だと感じたら、それにあった音楽を探し、ゆかいと思ったらゆかいな音楽を探す。その逆もありえますよね。音によって、映像の印象が変わってくる。音と映像の関係が、とても面白いものになってアートになっている気がします。

これは見に行って損は無いと思います。面白いです。時間があったらいってみてください。

ネオ・トロピカル ブラジルの創造力HP
http://www.magicalgate.net/ja/art/mcat/neo.html

「ティファニー」銀座本店





ティファニー銀座本店がリニューアルして、再オープンしました。設計をは隈さんです。コンセプトとしては「ティファニーのビジュアル・アイデンティティーと響き合うジュエリーのような建築」らしいです。

一つ一つの窓の大きさは、なんとなく銀座の街に多く使われている大きさの窓の寸法になっている感じがしました。建築が溶け込むように造られ、窓の中に銀座の街をいろいろな角度で映し出させる効果もあるようです。

窓自体は、近くで見ると細かいアルミハニカム(蜂の巣構造)と大きなアルミハニカムをガラスでサンドして作られています。内外側の光をそのまま出すのでなくアルミハニカムで光を反射させ、ワンクッションおくことで美しい作りだすようです。

実際、見てみてみると…そこまで、効果がでていなかったような気がします。窓は鏡では無いので、反射もあまり見えなかったです。時間によっては見えるかもしれませんが。。

もっと、ビルに使われているような反射率が多い素材なら変わったのかなっと感じました。まあ、そうすると中が見えなくなるのですが。

中に入ってみると、シックな茶色で落ち着いた雰囲気になっていました。僕は、買うつもりも無く中に入ったのでそこまでじっくり見れませんでしたが、実際はじっくり買い物ができると思います。

ティファニー HP

http://www.tiffany.co.jp/

2008/11/24

NADiff A/P/A/R/T(ナディッフ・アパート)




現代アートのグッズや書籍などを販売するナディフが表参道から拠点を移し恵比寿に今年の7月にオープンしました。設計はスキーマ建築計画です。恵比寿の東口を出て10分ぐらい開いたオフィス街の裏手にあります。少し分かりにくい入り組んだところにあり、僕は一度通りすぎてしました。1階は、書店とグッツの販売店が入っており、地下と2階、3階がギャラリー、4階がカフェになっています。
僕はナディフに初めて行ったのですが、書籍には、美術館で売っている企画展のパンフレットなども置いてあり、行きそびれた展示や遠くて行けない展示などのパンフレットも見れたりして面白かったです。
NADiff A/P/A/R/T HP

2008/11/22

「ロヘリオ・サルモナの建築―場の詩学―」展

「ロヘリオ・サルモナの建築―場の詩学―」展に行ってきました。

「ロヘリオ・サルモナ(1929~2007)は、コロンビア共和国で活躍し、南米の近代建築を牽引した代表的な建築家です。「アルヴァー・アールト賞」を受賞するなど、その存在と素晴らしい業績は世界的に知られていますが、日本においては彼の名前はまだほとんど知られていません。 ル・コルビュジエのアトリエで10年ほど働いた経験をもち、建築におけるグローバリズムとリージョナリズム(地域密着主義)をどう結びつけるかを生涯のテーマにした建築家であり、ル・コルビュジエを相対化する役割を果たす建築家と言えるでしょう。 サルモナの建築は、コロンビア共和国の土地に根ざし、その気候や地形を生かし、その地の人間の暮らしを考えたもので、パティオや小径を利用した構成は、さまざまな種類の煉瓦を多用した端正なフォルムとあいまって、深みのある空間を作り出しています。また、サルモナが多くを担ってきたボゴタ市の整備プロジェクトが2006年のヴェネツィア建築ビエンナーレで「金獅子賞」を受賞したように、彼は都市空間の復活にも力を注いできました。彼はまさにヒューマニズムの建築家といってよいでしょう。」ギャラリータイセイHPより

初めてギャラリータイセイに行ったのですが。新宿センタービルの17階にあるのですが、案内表示に書いてないためとても不安になります。知り合いから、大成の受付の階にあると聞いていたので、なんとか着くことができました。

サルモナ氏は、レンガなどの伝統的に素材などを多く多用する中、そのレンガの色なども自分で研究し造っていたそうです。レンガ一つで、積み方、色、形の異なったレンガを使うことによって、模様やルーバーなどを表情豊かです。多くの建築家から影響をうけていて、住宅ではフランクロイドライトと似たような建築も造っています。

これは、11月21日までなので終わってしまいましたが、サルモナの作品の本も出ています。どうぞ見てみてください。
http://www.amazon.co.jp/Rogelio-Salmona-Ricardo-L-Castro/dp/9589393586/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=english-books&qid=1227311787&sr=8-2

ギャラリータイセイHP
http://www.taisei.co.jp/galerie/index.html

2008/11/21

ダブル クロノス展






ダブル クロノス展に行ってきました。大西麻貴+百田有希、高木正勝、水木塁、大巻伸嗣、東恩納裕一の5組が出展しています。展示会は小さいのですが、なかなか面白かったです。2組のアーティストがコラボして展示してあり(大西麻貴+百田有希は二人で一つですが)、それぞれを引き立てていました。

展示会場は2つあり、一つZAPのギャラリーでもう一つは瑞聖寺の中にありあります。ZAPでは、大巻伸嗣と東恩納裕一の作品が展示してあります。大巻伸嗣さんの繊細な物が、東恩納裕一さんのダイナミックなものを包みこんでいる感じです。

瑞聖寺では高木正勝による映像作品と、水木塁による水による作品がコラボしています。スクリーンの前に水による作品が飾ってあり、映像が水に映りその水は映像の音と連動して波紋ができるようになっていました。満月の日に海でも見ている感じになります。

大西麻貴+百田有希はZAPのギャラリーの外に飾ってあります。うねった、屋根のような山脈のような、ケモノのような…作品の題名そのものですが、そんな感じです。横浜トリエナーレの平田さんのやったイエノイエがうねって、低くなった感じをうけます。しっかり、構造計算をしているようです。3ミリのスチレンペーパーを3枚くっつけて造っているそうです。

11月24日までなので行ってみてください。

ダブル クロノス展HP

http://www.cpue.info/

2008/11/18

サスティナブル・アートプロジェクト2008






サスティナブル・アートプロジェクト2008を11月6日に行ってきました。 少し、アップが遅くなってしまいました。もうイベント自体は11月8日終わってしまっていましたが、書かせていただきます。
「サスティナブル・アートプロジェクトは、実施本部である環境プロセスアート、並びに東京芸術大学を中心に市民と台東区が協力し合い行っているアートプロジェクトです。若いアーティストたちの創作発表活動を支援し、広く市民のみなさんが芸術に身近に触れる機会を提供することで、地域が持続的に文化的発展していくことをめざし、2004年より活動を続けています。」サスティナブル・アートプロジェクトのホームページから
廃校した学校を展示に使っているのですが、これは、赤坂フラワーアートの時も学校は違いますがありました。学校だからできること、美術館やギャラリーではできないことを思い切ってやっている感じがあります。学校は教育するために作られた建築ですから、このようなアート空間になるのは一種の用途変更です。みんなの中にある小学校の記憶を使ったアートはものすごく面白いと思いました。(理科の実験や教育の映像、子どもの声が出てくるなど)
子どもが減ってしまって、廃校になってしまうことは悲しいことですが、このようにアート空間など、違う使われ方をすることはどんどんやっていってほしいです。

2008/11/05

東京デザイナーズウィーク 2008











東京デザイナーズウィークのボランティアに行ってきました。今回、僕は初めてこのイベントを知り、初めてボランティアに参加しました。11月1日から3日の3日間参加したのですが、一日は残して、一般の客として行けばよかったと後で気づきました。コンテナ展示は、人気があるものはすごい列になっており、休憩時間だけでは周りきれなかったです。
ボランティアでは、パンフレットをバックに詰める、セミナールームの会場設営、Tシャツなどを販売する物販をしました。多くのお客さん来られていたので、とても大変でしたが、とても楽しくできました。
ボランティアに来られていた人はみなさん良い方ばっかりで、いい出会いができました。他分野から多くの方が来られており、自分にとってもすごい良い刺激がありました。また、みなさんと会える機会があれば会いたいです。
最近は、人との出会いが自分の財産だと感じるようになってきました。人は、同じ人が一人としといないですからね、学べることが沢山あります。自分の世界も広がっていく感じもします。
また、来年も時間があれば参加したいと思います。
東京デザイナーズウィーク主催運営している
NPO法人 デザインアソシエーションHP

ひとへやの森・インタラクティブな風景展




ひとへやの森・インタラクティブな風景展(成瀬・猪熊建築設計事務所)に行ってきました。この展示は東京デザイナーズウィークの一つとして行なわれた展示です。TDWは11月3日までだったのですがこの展示だけ4日までやっていました。実物を感じるものは、面白いですね。僕が行ったの人が3人ぐらいたのですが、顔が見えたり見えなかったり、立って生活するのでは無く昔から床で座って生活している日本人にとっては、とてもここちのいい空間になっている気がします。変えるころは多くの人が空間に入ってきたのですが、さすがにあまり多く入ると居場所に困ります。外から見るには多く居たほうが面白いのですが…
もし、自分がここで生活したら、必ず友達を呼びたいですね。行っての距離で林立しており、高さ1800のところで重ならないようにできており人との距離もなんとなく近まる感じもします。窓の大きさせいもあると思うのですが、外から見るとショップにも見えます。
なんとなく、家具と仕切りの境界線が消え、服をかけることによってそこが仕切りになりえる、物を吊るすことによってそれが家具になる。見えたり見えなかったり。子どもがかなりはしゃぎそうそうな空間です。このような空間実験的にマンションがこれから出てきたら面白いです。短期間でいいので誰か住んでほしいです。
成瀬・猪熊建築設計事務所HP

吉岡徳仁 セカンド・ネイチャー展


吉岡徳仁さんのディレクションされたセカンド・ネイチャー展にいってきました。メインの吉岡さん展示風景は圧巻です。見に行く前に写真では見ていたのですが、これは実際行ってみると不思議な物に包まれる感じです。天井から、ファイバー(樹脂素材でできた乳白色の直径1ミリくらいのひも)を満遍なく吊るしてあり、まるで雲の中にいるような、体内に入り込んだような感覚に陥ります。外部に接している窓もうまく見えなくなるように長さを調節してあり、かなり非日曜的な空間になていいます!!これは、行ったほうがいいです。仕切りの無い空間の中にあいまいな仕切りができ、面白い!作品も、吉岡さん独自の発想から生まれた作品で、育つ椅子が育っている様子が飾ってあります。昔、理科の実験で塩の結晶を作ったように、特殊な結晶が椅子の形をしたものにくっついてできていく、というものです。それも結晶を作る過程で音楽を結晶に聞かせることにより、結晶が微妙に変化し、一つとして同じ椅子ができないというものです。座ったら痛そうですが…写真で見ると泡みたいなのかなっと勝手に思っていたのですが、全然違いました。他には、ダンスの映像作品や、薄い紙を何枚も切り抜き地形みたいなものを作りですという作品などもあります。行って損は無いと思います。

この展示は来年の1月18日までです。お見逃し無く。

吉岡徳仁 セカンド・ネイチャー展HP

http://www.2121designsight.jp/schedule/second_nature/outline.html